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15- I- 0055 201 5 年 12 月 7 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
オ
ー
ス
ト
ラ
リ
ア
連邦
(証券コード:−)【据置】
外貨建長期発行体格付 AAA
格付の見通し 安定的
自国通貨建長期発行体格付 AAA
格付の見通し 安定的
■ 格付事由
(1) 格付は、健全な財政ポジション、良好な経済基盤などを主に評価している。格付の見通しは安定的である。
これは、先行きも底堅い経済成長が見込まれる中、財政赤字も慎重な財政政策により改善が続くことによ
る。銀行部門は多額の対外債務を保有しているが、健全性を維持している。
(2) 14 年の名目 GDP は 1.4 兆米ドル、人口は 23. 6 百万人、1 人当たり GDP(購買力平価)は 4. 3 万米ドルに
上る高度に発展した経済であり、鉄鉱石などの天然資源にも恵まれている。経済は、移民流入などによる
人口増や資源価格上昇による交易条件の改善などにより、他の主要先進国と比べて高い成長を続けてきた。
15 年の経済は、資源価格の低迷などから民間投資や輸出が鈍化しているものの、非資源部門の底堅さも
あり 2%台前半にとどまるとみられる。先行き経済は、最大の輸出先である中国の景気減速や資源価格の
さらなる落ち込みがなければ、金融緩和効果の浸透、人口増を背景とした個人消費の拡大、政府による住
宅投資支援策、豪ドル安による非資源部門の輸出増加などから 2%半ばの成長が可能とみられる。
(3) 財政ポジションの健全さは J C Rが A A A の格付を付与するソブリンの中で最良の部類に入り、14 年度(7
月から6 月)も連邦政府純債務残高は GDP 比14. 8%と低く抑えられている。同年度の財政赤字は、歳出
の抑制により、13年度の GDP 比 2. 8%から 2. 5%に縮小した。15 年度予算(財務省)では、財政赤字は
GDP 比 2%とさらに縮小させる計画である。歳入面では、個人所得税が増加する一方、歳出の伸びは抑制
されている。政府は、財政収支の均衡を打ち出しており、先行き財政規律を維持し赤字削減に努めていく
と思われる。
(4) 恒 常 的 な 経 常 赤 字 を 受 け て 、 銀 行 部 門 を 中 心 に 対 外 債 務 が 蓄 積 し て き た た め 、 14 年 末 の 総 対 外 債 務 は
GDP 比 118. 5%と 13 年末の同 108. 5%から拡大した。貯蓄率は先進国の中でも高いが、投資が貯蓄を上回
り経常赤字が拡大しやすい構造となっている。15 年の経常収支もGDP 比 4%前後の赤字となる見込みで
ある。対外債務の約 55%を銀行部門が占めるが、ヘッジにより為替リスクは緩和されているほか、健全
性も維持している。
(担当)内藤 寿彦・利根川 浩司 ■ 格付対象
発行体:オーストラリア連邦(C ommonwealth of Australia)
【据置】
対象 格付 見通し
外貨建長期発行体格付 AAA 安定的
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 12 月 2 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:藤本 幸一
主任格付アナリスト:内藤 寿彦
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「ソブリン・準ソブリンの信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) オーストラリア連邦(C ommonwealth of A ustralia)
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が公表した経済・財政運営方針などに関する資料および説明
・ 経済・財政動向などに関し中立的な機関が公表した統計・報告
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
発行体または中立的な機関による対外公表という、当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情
報として利用した。
9. 非依頼格付について:
本件信用格付は格付関係者からの依頼に基づかない信用格付である。国に対する信用格付である場合を除き、依
頼に基づく格付と区別するため格付記号の後に「p」を表示している。格付関係者からは、信用評価に重要な影響を及
ぼす非公表情報を入手していない。
10.J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先